心筋梗塞になっても諦めない|数々の治療法が救う命

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心電図検査の有用性

心筋梗塞は生活習慣病としても有名ですが、心臓の血管が詰まることで起きます。原因は生活習慣、ストレス、他の心疾患など多岐にわたります。心筋梗塞では血液検査でCK、AST、LDといった項目が高値になります。これらの項目が上昇する順番も決まっていてそれは心筋から逸脱する順番と一致しています。どの項目も心筋梗塞以外の病気でも高値になりますが、胸が痛くなったり急に意識をなくした場合はこれらの項目の上昇で心筋梗塞を最初に疑われます。心筋梗塞の場合は血液検査よりも心電図検査が有効です。発症直後から心電図には異常を認める事ができるからです。また、自覚なしに心筋梗塞が起こっている場合も心電図検査で発見することができます。

梗塞部分の見方

心臓は握りこぶし程度の大きさでどの部分に梗塞が起きているかは血液検査では知ることができません。梗塞が起きやすい所は決まっていて心臓の前壁中隔、側壁、下壁と心臓へ栄養を送っている冠動脈の前下行枝、回旋枝、右冠動脈です。心電図では梗塞が起こった時にT波と呼ばれる心筋の再分極を反映している波形が通常より上昇します。T波の上昇が最も高い波形になっている箇所が梗塞部分だと分かります。また、梗塞によって血が通いにくくなった虚血部分と非虚血部分の波形に違いがあります。虚血している部分はSTと言われる心室の収縮を反映する波形が通常より上昇します。非虚血部分は通常より低下しますので、どの場所につけた波形かを確認することで虚血部分を特定することができます。